The birth episode of NOÛS COLOGNE

The birth episode of NOÛS COLOGNE

By MIRKO BUFFINI FIRENZE 投稿日: / 最終更新日:

MIRKO BUFFINIは、あなただけが持つ “らしさ”と魅力を引き立たせ、自分を表現するための後押しとなるような香りであってほしい、NOÛS COLOGNEが纏う人そのものになるように、という想いを込めて創造しました。

シリーズ名になっている『NOÛS』という言葉は、紀元前300年頃古代ギリシャでは知覚による認識と対比させて理性という意味で使われていたと言われています。

紀元前後には、 NOÛSは世界を調整する神を表現する言葉と定義されており、全てのものが生まれた原点(出発点)をNOÛSと呼んでいました。その後、NOÛSは知性、物事の本質を知る能力、本質を知った上で表現をできる力という意味で使われるようになります。

アメリカではNoûsという哲学ジャーナルが1967年より現在まで発刊されています。

NOÛS COLOGNE のボトルの色、グレー掛かったようなグリーンは『レオナルド・グリーン』とミルコは呼んでいます。

イタリア トスカーナ州フィレンツェ郊外のヴィンチ村で生まれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。ルネサンスを代表する芸術家として有名ですが、絵画の他にも建築、音楽、科学、数学、工学、天文学、気象学、解剖学、地質学、地理学、光学、流体力学、水理学、植物学など様々な分野に顕著な業績を残し、「万能の天才 (uomo universale )」と評されています。

絵画と科学を同一視していたレオナルドは、絵画に関する論文の中で「基本色のうち、最初の色は白ですが、哲学者は色の数として白も黒も受け入れません。一方は色の原因であり、もう一方は欠乏です。しかし、画家はこれらなしでは表現できないので、白は色が見えない光に対して表示され、黄色は地球 、緑は水 、青は空気 、そして赤は火 、そして暗闇による黒。なぜなら、 太陽の光線の間に浸透したり衝突したり、結果として明るくする物質や厚さがないからです。」と論じています。

ミルコはレオナルドが水の色といった緑からNOÛS COLOGNEのボトルを色付けました。

3 種の香りは、それぞれイタリアの 3 つの地区(南・中央・北)を表現しています。

香りの哲学者と評されるミルコ・ブッフィーニは『NOÛS』という言葉に、新しい知識、新しい提案、新しい出発、という想いを込めて、イタリアへの愛情と誇りと共にNOÛS COLOGNEと名付けた3種のフレグランスをデビューさせました。

フレッシュな香りに仕上げているので、気軽に付けて欲しいという想いからシリーズ名にコロンと名付けられていますが、天然香料を贅沢に使用しており賦香率は20%以上。ヴェールを纏ったかのようにほのかに香り続けるオードパルファムです。

ちなみに…NOÛS COLOGNEの発売前にイタリアでレクチャーを受けたのですが、レオナルドの説明の前に千利休の話があったり、哲学者アリストテレスの話になったり、三島由紀夫と森田必勝のエピソードになったりで、コンセプトの説明だけでも8時間以上を要しました。

せかっくなので、次回のblogでうもう少しレクチャー時のお話を共有したいと思います。

お付き合いいただけると嬉しいです。

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