ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道

4月24日(水)~8月5日(月)国立新美術館 企画展示室1Eにて日本とオーストリアの外交樹立150周年を記念してウィーン・モダン展が開催されます。

18世紀の女帝マリア・テレジアの時代から19世紀末~20世紀初頭のモダン・アート、モダン・デザインの黄金期まで、近代化(モダニズム)の過程を4章構成でたどります。
その中の主要登場人物の1人であるエゴン・シーレ
彼は当時盛んであったグスタフ・クリムトらのウィーン分離派を初めとして象徴派、表現主義に影響を受けつつも、独自の絵画を追求し、強烈な個性を持つ画風に加え、意図的に捻じ曲げられたポーズの人物画を多数製作。
見る者に直感的な衝撃を与え、2017年には「エゴン・シーレ死と乙女」という邦題で彼の後半生が描かれました。

そんな彼の恋人であった" 踊り子モア "。
1910年~1911年の間、彼女は繰り返しシーレの作品のモデルとなりました。

MIRKO BUFFINIが送る「MOA'」はその名が指す通り彼女の名前からインスパイアされています。

MOA'(モア)
食後のカクテルのようにカラフルで、急いで支度をした蝶のように奔放で華やか。
そして情熱的で、媚薬のようにミステリアスな香り。
いつの時代にも新鮮でスタイリッシュに感じられる、魅力的なモア。 

彼女はシナモン色に包まれている。モアは色だ。激しい色だ。
官能的で、満ち足りた、シダーやサンダルウッドのようなモア。モアの香りのモア。

是非、「MOA'」の香りを身にまといエゴン・シーレひいてはウィーンの近代化(モダニズム)
の過程を辿ってみてはいかがでしょうか。

◆ウィーン・モダン クリムト、シーレ 世紀末への道
4月24日(水)~8月5日(月)
国立新美術館 企画展示室1E(東京・六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
休館日 毎週火曜日(4月30日のみ開館)